お笑いコンビ見取り図」の盛山晋太郎が執筆した初エッセー「しばけるもんならしばきたい」(幻冬舎)が10月4日に発売されることが1日、発表された。

 2020年から「小説幻冬」で連載していた約5年間のエッセーをまとめた一冊。

連載開始時は、大阪の劇場番長として若手芸人のリーダー格だった盛山。5年の間にM―1グランプリで3位になり、劇場出番1日12ステージと人気芸人への階段を上り、東京への上京を果たし、ドラマデビューもして…と順風満帆に見える中で、裏ではどんなことを考えていたのか、その思考の歴史が垣間見える一冊にもなった。

 タイトルの「しばけるもんならしばきたい」は、日常の中の違和感をすくい上げて書く盛山ならではの視点として、作中を通して軸となる感情を表したもの。連載時のエッセーに、今の盛山が感じたことを記した「いまがき」を追加。当時を振り返ったり、今はどのように考えているかなどを改めてつづっている。

 また、撮りおろしグラビア8ページも収録。愛車で多摩川を訪れた盛山が、川辺でサッカーをしたり、敬愛するブラックマヨネーズ吉田敬のエッセーを読んだりする様子を撮影。カバーは盛山のドアップ写真で、あえてレタッチは一切せず「今の盛山晋太郎」をストレートに表現している。

 今年1月には一般女性との結婚も発表し、勢いが増している盛山。「人知れず幻冬舎さんで執筆させて頂いていた『エッセー』がとうとう書籍化となります!約5年も連載させてもらっていたのに、未だに『エッセー』とは何か分かっておりません。是非、盛山の『エッセー』をお読みください」とコメントした。

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