JALアスリート社員の東京世界陸上壮行会が31日、都内で行われ、男子110メートル障害代表の村竹ラシッド、同200メートルの鵜沢飛羽が出席。女子やり投げの北口榛花は海外遠征中のためオンラインで参加した。

 北口は28日にスイス・チューリヒで行われたダイヤモンドリーグ・ファイナルに出場。60メートル72の6位で3連覇を逃した。ただ右肘炎症からの復帰戦だった20日ダイヤモンドリーグ第13戦(スイス・ローザンヌ)からは10メートル近く伸ばすなど、復調の兆しを見せていた。

 試合を振り返り、「2週間前のローザンヌは(肘が)怖くて投げられない状態で出ていました。チューリヒも最初は怖さもありましたが、けがをした後に60メートル以上投げられたことは自信になりました。これから下がるっていうことはないと思う。上を見て、またこの2週間頑張っていきたいと思っています」と言葉に力を込めた。

 東京世界陸上は9月13日開幕。女子やり投げの予選は同19日に行われる。2連覇へ「肘、腕以外のコンディションはパリ五輪より仕上がっている自信があります。しっかり投げられる状態で臨めれば、自信は結構あります」とし、「今のところ自国開催のプレッシャーというより、日本の皆さんが集まってくれることを楽しみに東京世界陸上へ気持ちを持って来れています。やっぱり一番が好きなので、一番を目指して頑張りたい」と笑顔で意気込んだ。

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