日本相撲協会は1日、大相撲秋場所(14日初日、両国国技館)の新番付を発表した。名古屋場所で初優勝した琴勝峰(佐渡ケ嶽)が、千葉・松戸市の部屋で会見。

秋場所は東前頭5枚目に番付を戻し「また上位に帰ることができたので、また挑戦する気持ちでやっていきたい」と心境を語った。

 前日の8月31日まで行われた夏巡業で北海道、東北などの全国をまわった。優勝力士として各地をまわり、「声をかけてもらう量、拍手をもらう量も増えた。自分自身も優勝したのだなと改めて思った。より頑張らないといけない」と気を引き締めた。

 名古屋場所は13勝2敗で史上38回目(37人目)の平幕優勝。自身の同場所後半戦の取組は何度か見返したといい、「思い切り良く、迷いなく自然に動いている感じがした。力みすぎないで思い切りいくということが大事だと思った」と話した。

 秋場所は上位総当たりとなる。「先場所の力まないで伸び伸び取れていた感覚のままいけたらいいなと思う。一日一番で、また自己最高位を更新できるような結果になるように頑張りたい。三役というのは一つの目標でもあるので、狙っていきたい」と目標を口にした。

(大西 健太)

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