◆関西学生アメフト▽第1節 関学大52(14―0、3―7、21―0、14―0)7甲南大(31日・王子スタジアム)
リーグ6連覇中で2季ぶりの学生日本一を目指す関学大が、今季初戦で7タッチダウン(TD)を奪って甲南大を破り、白星発進した。
第1クオーター(Q)、関学大はQB星野太吾(だいご、2年)=足立学園=がランプレーでエンドゾーン手前へ迫ると、次のプレーでRB永井秀(2年)=関西学院=が残り1ヤードを突破し、先制TD。
第2Q、甲南大が反撃した。QB阪本幸之助(2年)=箕面自由=から徳山諒成(3年)=金光藤蔭=へのパスが決まりTD(TFP成功)。14―7と迫った。対する関学大はキッカー大西がFG成功。前半は17―7と関学大リードで折り返した。
後半に入り、関学大が地力の差を見せつけた。第3Q、QB星野太に替わって出場した兄、QB星野秀太(4年)=足立学園=が弟に負けじとTDパスを成功。チームは第3Qだけで3TDを奪い、38―7とリードを広げた。第4Qにも2TDを追加した関学大が、大勝した。
移転工事に伴い、多くの好勝負の舞台となった現行の神戸・王子スタジアムはこの日、8月末で使用休止となる。跡地に新キャンパスを開設予定の関学大が、ラストゲームを飾った。
※数字は速報値。
◆関学大ファイターズ 1941年(昭和16年)創部。関西学生リーグで46年に初優勝し、48~81年の34連覇など61度の優勝(同率V含む)。学生日本一を決める甲子園ボウルでは2018~23年の6連覇など最多34度の優勝。社会人と日本一を争った「ライスボウル」に12度出場し、01年度にアサヒ飲料を破って初優勝。主なOBは鳥内秀晃(前監督)、有馬隼人(フリーアナウンサー)ら。現部員235人(うち選手120人)。