【西武園競輪(ナイター)GⅢ開設記念】眞杉匠が大会連覇 GⅢ5度目の優勝
 西武園競輪のナイターGⅢ「開設75周年記念 ゴールド・ウイング賞」は31日、最終日の12Rで決勝戦が行われ、単騎の眞杉匠(26)=栃木・113期・SS=が最終バックから逃げる地元4車を捉え優勝。昨年4月の74周年に続く大会連覇を飾った。
これでGⅢ優勝は通算5度目。地元4車の3番手から臨んだ宿口陽一が内から伸びて2着。森田優弥マークの武藤龍生が3着で続いた。


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西武園記念連覇を飾った眞杉匠



■ヒーロー

 東日本を代表するSSが単騎戦でも底力を発揮した。地元勢の後ろからレースを進めると、2角過ぎから力強く踏み上げ、逃げる地元勢を一気にのみ込んだ。「地元勢を相手にやりづらさはありましたけど、うまく流れに乗っていくことができた。みんな、脚を使っていたので、前を乗り越えられれば(優勝)できると思った」と激闘を振り返った。

 今年は7月のサマーナイトFの優勝のみとタイトル獲得は少ないが、5月の日本選手権では吉田拓矢の優勝をお膳立てする力強い走りを見せている。

 違反点の累積によるあっせんされない措置のため、12日に開幕するGⅡ共同通信社杯は出場しないが、10月にはGⅠ寛仁親王牌が控えている。「いくつか合宿も入っているので、しっかり準備してGⅠに臨みたい」。1カ月のあっせん停止をプラスに捉え、年末のグランプリ出場に向け態勢を整える。
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