俳優の織田裕二が31日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜・午後10時)でインタビュー企画に出演。「主役しかやらない」と心に決めたきっかけを明かした。
1987年に俳優デビューした織田がブレイクしたのがフジテレビ系ドラマ「東京ラブストーリー」。大ヒットする中、撮影時は「途中から地獄」だったという。台本が1、2話分ずつしかもらえず、物語が佳境を迎えた中盤過ぎ、台本が届いたのは撮影前日の夜中2、3時だった。「今思うとわざと渡さなかったと思う」というほど予想外の展開で、原作は読んでいたが理解がおいつかず読んだ瞬間に「固まってフリーズ」してしまった。現場に行っても「たった1行のセリフが言えない」状態に陥った。
「できなかった。やらないじゃなくて。俺みたいなタイプは引き出しがない。普通の生活してきて大学生になって、この世界に飛び込んでから一度も(演技を)習ってない」と弱みを痛感。苦い経験から「二度とこんな思いは嫌だ。もうドラマの2番手をやりたくない。主役はこういうことが起きないだろう。