俳優の吉岡秀隆が1日、都内で主演を務めるWOWOWドラマ「夜の道標―ある容疑者を巡る記録―」(14日放送・配信スタート、日曜・後10時)の完成報告会に高杉真宙とともに登壇した。

 173回芥川賞にもノミネートされた作家・芦沢央氏の「夜の道標」(中公文庫刊)が原作。

殺人事件に隠された真実に迫る社会派ミステリーとなっている。 WOWOWドラマ11年ぶりの主演で、事件の担当刑事・平良正太郎を演じる吉岡。「(高杉演じる部下の)大矢に出会い、情熱に火が付いた。役作りというかは現場で生まれる空気感を体現していくということに重きを置いていました」と自身の役柄について語った。

 作品内で1996年の事件に迫ることに関連して、当時の話を聞かれると「98年に『北の国から』をやってたと思いますね。マイナス20度の寒い中、お芝居させられてた気がしますけど」と明かし、会場の笑いを誘った。

 今作を通じて伝えたいことを聞かれると「俳優としておこがましい…」と前置きした上で「どの作品でも何か感じ取って欲しいとは思うんですけど、WOWOWのドラマに関しては、感じた先にもう1歩踏み込んで考えて欲しいなと思いました」とアピールした。

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