日本テレビ系の「鳥人間コンテスト2025」(3日・後7時)で、初のMCを務める女優の佐々木希(37)がスポーツ報知の単独インタビューに応じた。トリプルMCのパートナーで、番組常連のナインティナイン矢部浩之(53)と、フリーの羽鳥慎一アナウンサー(54)とともに、暑くて熱い戦いをお届けする。

出場者のヒューマンストーリーに笑って泣いて考えさせられて…。2児のママ目線で夏の名物特番の楽しみ方を語った。(田中 昌宏)

 滋賀・彦根市の琵琶湖松原湖岸に、ママのエールがこだました。気温35度の猛暑の中、屋外スタジオでキラキラの涙と汗が、希の頬と首筋を伝った。

 「最近では、いつこんなに声を出したかなと思うくらい叫びました。涙も流しすぎてグチャグチャです(笑)。本当に感動をいただきました」

 初MCだが、おなじみの矢部、羽鳥との息はピッタリだった。さすが、日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」(現在は木曜・後8時)の人気コーナー「ゴチになります!」で2010、11年と共演した仲だ。

 「久々に親戚の優しいお兄ちゃんと会ったような気持ちになって、ほっこりしました。カメラが回ってない時も、家庭のお話などをさせていただきました。お二人のパパな一面を見させていただいて、とても参考になりました」

 頑張る出場者に感情移入して、涙するシーンもあった。

 「女性パイロットの真っすぐな瞳が印象的で、応援するお母様の姿にも感動しました。

私も母親目線で見ていたこともあって、(フライト前の)VTRを見ているだけで感極まってしまい、(ハーバースタジオゲストの)大沢あかねさんを見たら、やっぱりウルウルされていたので、それを見てさらに思いがあふれてしまいました(笑)。70代の男性パイロットの方もいらっしゃいましたが『何歳でも、夢を追いかけることを諦めなくていいんだ』ということも学びました」

 番組として、飛距離を競う大会本来の“縦糸”はもちろん、時に出場者の恋愛模様も描き出すヒューマンストーリーの“横糸”にもMC陣は興味津々だった。

 「恋愛については矢部さんが一番盛り上がっていました(笑)。チーム内でカップルがいたり、“燃えるような片思い”の男の子がいたり。同じ20歳前後の視聴者が見てもキュンキュンすると思いますし、我々世代にも『あ~、こういう時代ってあったよね~』というような青春の甘酸っぱさを思い出させてくれます。私も『鳥人間、最高~!』って大ファンになりました。番組ファンの方はもちろん、今までご覧になったことがない方も、きっと驚いたり涙したりすることでしょう。お子さまも絶対に楽しめると思いますよ!」

 ◆佐々木 希(ささき・のぞみ)1988年2月8日生まれ、秋田県出身。37歳。2006年、芸能界デビュー。以降、映画やドラマ、CM、雑誌など多岐にわたり活躍。自身がプロデュースを行うワンマイルウェア「INTIMITE(アンティミテ)」も大好評。

24年にはYouTubeチャンネル「佐々木希(仮)」を開設。

 ◆「鳥人間コンテスト2025」見どころ 「人力プロペラ機部門」には14チームが参戦。昨年王者で23年に学生記録42・837キロを達成した「東北大学 Windnauts」を軸に「大阪工大 人力飛行機プロジェクト」「大阪公立大学 堺・風車の会」「大阪大学 飛行機制作研究会albatross」の“大阪トリオ”などが覇権を狙う。「滑空機部門」は17チームが出場する。昨年まで2連覇したレジェンド鳥人・大木祥資(しょうじ)さんの「Team 三鷹茂原下横田」が不参加となり、本命不在の混戦模様。学生記録(451・12メートル=21年)を持つ「東京都立大学 MaPPL」などが頂点を目指す。

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