全世界で1億5000万枚以上のアルバムセールスを誇る米5人組ロックバンド・エアロスミスが、人気たい焼きブランド「天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗」と再びタッグを組むことが1日、分かった。中身は新商品のマンゴークリーム。

6日から全国51店舗で、1匹380円(税込み)で販売される(餡がなくなり次第終了)。

 約2年ぶりに「エアロたい焼き」が復活する。今回はエアロのオリジナルアルバム全20タイトルの紙ジャケットCD復刻発売を記念したもので、もちろん、バンド公認のタッグ。中身は果肉入りのマンゴークリームになる。

 マンゴーと言えば、ホットソース(チリソース)好きとして知られるギターのジョー・ペリー(74)が、2004年にマンゴーを使った「マンゴー・ピーチ・タンゴ」をプロデュース済み。鮮やかな黄色が映える「一匹袋」(たい焼きを包む外袋)が用意され、バンドのロゴが印刷される。

 「鳴門鯛焼本舗」とは23年11月に初タッグを組み、りんご餡(あん)の「エアロたい焼き」を発売。当時はあまりの反響の大きさに餡の生産が間に合わず、数日で完売となっていた。

 メンバーのたい焼き好きは、ファンの間では周知の事実。来日公演時には不可欠なアイテムとなっている。ボーカルのスティーブン・タイラー(77)は、たい焼きを「日本の神秘」と表現するほどで、18年のハロウィーンでは、インスタグラムにたい焼きのかぶり物をした写真を投稿して話題を呼んだ。

 エアロスミスは24年8月、タイラーが喉の不調を原因にツアーからの引退を宣言している。

ただ今年7月、タイラーはオジー・オズボーンさんの引退コンサート(英バーミンガム)に出演し、年齢を感じさせない力強いパフォーマンスを披露した。8月からは、ペリーが自身のバンド「ジョー・ペリー・プロジェクト」で全米ツアーを開催中。「少なくとも、あと1回はエアロスミスのライブがあるはず」というコメントを発表しており、バンドの再始動への期待感は高まっている。

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