「メイショウ」の冠名で知られ、今年8月に個人馬主として史上初のJRA通算2000勝の大記録を達成した松本好雄さんが8月29日未明、すい臓がんのため死去した。87歳だった。

 騎手時代から親交があるスポーツ報知の評論家である小島太さんが、追悼するコメントを発表した。

 「松本オーナーは決して人の悪口を言わない方で、また松本オーナーを悪く言う人もいない、本当の人格者でした。騎手時代、数多くの馬に乗せていただきましたし、私が調教師に転身して厩舎を開業した際には、関東に初めてメイショウの馬を預けていただいた恩も忘れられません。2000勝を達成されたあとに電話でお話をさせていただいた際、言葉はしっかりしていましたが、少し元気がなさそうに感じたので気になってはいましたが…。本当に素晴らしい方でした。残念でなりません」

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