大相撲秋場所(14日初日・両国国技館)で大関昇進に挑む関脇・若隆景(荒汐)が2日、東京・墨田区の両国国技館で取材に応じた。
地元・福島市などをまわった夏巡業を終え、「『期待しているよ』という言葉は耳に入ってきている。
23年春場所の右膝の大ケガで手術。3場所連続で全休を余儀なくされた。同年九州場所から幕下で復帰し、昨年の春場所で再十両、名古屋場所で再入幕を果たし再起した。「結果だけを見たら順調に戻ってこられたと思うが、感覚的には相撲を取れない期間はとても長く感じた。相撲が取れる喜びも感じる。相撲はずっと好きなので、まだまだもっと強くなりたいという気持ちで土俵に上がっている」と話した。
小結だった5月の夏場所は12勝、先場所は10勝で2場所連続の2ケタ白星。「三役で直近3場所33勝」の昇進目安まで11勝としている。残り2週間を切った初日へ向けて「しっかりやることをやって、場所に向けて気持ちと体をつくっていきたい」と意気込んだ。