大相撲の横綱・豊昇龍(立浪)とハローキティが2日、東京・両国国技館で行われた「ハローキティ大相撲ロンドン公演出発式」に参加した。ロンドン公演(10月15~19日、ロイヤル・アルバート・ホール)に株式会社サンリオの協賛が決まり、ロンドン郊外出身と縁のあるハローキティのアンバサダー就任が発表された。

 豊昇龍は着物姿で登場したハローキティと初めて対面し「かわいいですね。着物、結構似合いますね」と笑顔だった。海外巡業の開催は20年ぶりで、自身にとっても初めての経験だ。「海外で大相撲はこういうものなんだと見せられるのはすごく楽しみ。土俵上では本場所ぐらいの勢いと力を込めていきたい。しっかり優勝目指して頑張ります」と意気込んだ。

 サンリオは「みんななかよく」の企業理念のもと、今回のロンドン公演に「日本の文化を伝え、人々の笑顔につなげていく」「英国内の子供たちを笑顔にするサステナブルな活動を実施する」を目的に協賛を決めた。公演の会場では日本の伝統工芸品とコラボした特別展示を実施。キティが描かれた青の懸賞幕が出され、優勝力士に高さ100センチのキティのぬいぐるみが「サンリオ賞」として贈呈される。会場外でも、現地の約2000人の子供たちを対象としたイベント実施や子供関連施設などを訪問しての交流を予定している。

 現地に着物姿で同行して会場内外で活動するハローキティも「このたび力士のみなさんと一緒に日本の伝統文化の魅力をロンドンの方たちにお届けするお手伝いをすることになりました!」と所信表明。「新しいチャレンジにちょっぴりドキドキするけれど、たくさんのお友だちとなかよくなれたらうれしいです[ハート]」と、英国での相撲の魅力発信へ意欲を見せた。

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