Boys beの岩倉司(16)が、8月の大阪松竹座公演「Boys be 8 Summer Live」で、充実の夏を過ごした。メンバー全員が高校生になって迎えた初めての公演。

「大人っぽい曲は挑戦でした。今までかわいらしい部分があったから、今回は大人っぽい色気を出せるように頑張りました」と、手応えを感じた公演を振り返った。

 ―今回の公演で一番気合を入れた場面は。

 「僕たち全員高校生ということで。まず制服姿で登場したいなというのがあったので、青春コーナーっていうのを作りました。『スポーツ』と『恋』(のチーム)に分かれて、ケンカして仲直りするコーナーがあったんですけど、やっぱり、そこをみんなで見せたいなって。チームの分け方とか、どんな構成にするかとか、そういうのはみんなでこだわって考えました」

 ―チーム分けのこだわりは。

 「丸ちゃん(丸岡晃聖)とか千ちゃん(千田藍生)とか、上垣廣祐、亀井海聖はめっちゃ恋っぽいじゃないですか。僕とか仁ちゃん(北村仁太郎)はどちらかと言えばスポーツ。中川惺太、嵜本孝太朗の4人でフットサルとかも何回も行ってるので、その4人(が一緒のチーム)で分かれるようになりました」

 ―ギターも披露した。練習は。

 「家でしました。

入所する小4の少し前くらいからやり始めていたので、6、7年になるんです。リハ期間とか本番中は行けていないんですけど、習いに行っています。腕前は普通ぐらいです(笑)」

 ―夏公演に向けてはどんな練習を。

 「今回は自主練みたいな時間を自分たちでつくって、振りを固めたり、週5日で話し合ったり、いつも以上にみんなで話し合いました。だからこそ振りもめっちゃ固まるし、そろっていることもあったし。『課題は見せ方』みたいなことはいっぱい言われたんですけど、リハーサルから絶対元気にやろうっていうのはみんなで話していました。リハーサルからちゃんとやらないと、本番も実力を発揮できないっていうのは昔から言われていて、それを今回は徹底しようとリハーサルから元気にやって、自主練で振りを固めて、見せ方を自分たちで研究しようという感じでしたね」

 ―かわいらしい印象から大人っぽい印象に。

 「(コンサートの)最後の方はダンス曲で固めました。大体いつもダンス曲は2曲なんですけど、3曲やりましたね。timeleszさんの『Purple Rain』っていう大人っぽい曲も、自分たちの挑戦っていう意味でやらせていただきました。今までかわいらしいのがあったから、今回は大人っぽい、色気を出せるような曲にしてみようっていう意味もありましたね」

 ―お客さんの反応は。

 「めちゃくちゃ良かったです。

皆さんずっと声を出してくれるし。自分たちも久々なのでどんな感じか分からなかったんですけど、やっぱりお客さんも盛り上げてくれるから、自分たちもぶち上がれました」(中編に続く)

 ◆岩倉 司(いわくら・つかさ)2009年8月11日、大阪府生まれ。16歳。19年に関西Jr.として活動をスタート。20年に関西Jr.内ユニット「Boys be」のメンバーに選出された。特技はギター、サッカー。趣味はキックボクシング、マラソン。

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