俳優の横浜流星が主演するNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・午後8時)の第34話が7日に放送され、世帯平均視聴率9・2%を記録したことが8日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 初回は12・6%でスタートした今作。

今回は前回の8・2%から1ポイントアップ。個人視聴率は5・2%だった。

 大河ドラマ64作目となる同作は日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年)や大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手がけた森下佳子氏が脚本を担当。NHKドラマ初出演の横浜が主人公を演じる。語りは蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として出演の綾瀬はるかが担当する。

 第34話は「ありがた山とかたじけ茄子(なすび)」。老中首座に就いた定信(井上祐貴)は厳しい統制を始める。処罰の危機にあった南畝(桐谷健太)は、絶筆を宣言。蔦重(横浜流星)はある決意で意次(渡辺謙)の屋敷を訪れる…と展開した。

 公式インスタグラムでは「今日の放送回の収録でクランクアップを迎えた渡辺謙さん」と報告。さらに続けて「楽しかった収録の思い出をたくさん語ってくれた、三浦庄司役の原田泰造さん。

『もうちょっと出たかったな』と名残惜しそうにしつつも、視聴者の皆さんへメッセージです」と田沼の家臣を演じた原田も出演を終えたことが明かされた。

 2人の退場にネットは「えークランクアップなのですね」「え!?田沼さま今夜で見納めですか??さみしすぎる」「謙さんもご卒業…かなり寂しくなってしまいます」「泰造さん!たいへんお疲れ様でした」「三浦さまも、最後でしたか」「田沼様ロスだったのにさらに三浦様ロスでもうつらい」と惜しんでいた。

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