女優の高石あかりが8日、東京・NHKで9月29日スタートの連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜・前8時)の試写会に出席した。

 小泉八雲ことラフカディオ・ハーンと、妻の小泉セツの物語をモチーフにしたストーリー。

撮影について高石は「数か月間、スタッフの皆さんやキャストの皆さんと一丸となって撮影してきた。この作品のことがとにかく好きで、こだわりを持って楽しんで撮影できたことがすごくうれしかったです」と心境を吐露。「小さい頃から朝ドラのヒロインが女優としてというより、高石あかりとして一番の夢だった。その思いを変わらず持ちながら芝居できていることが自分の中で良かったなと思いますし、これからも夢であり続けるんだろうなと思います」と喜びをかみ締めた。

 作品の内容にちなみ、共演者で恨めしいのは誰か問われると「岡部(たかし)さんが恨めしいです」と回答。「本番前にテスト撮影があるんですけど、全く違うことしたりとか、真剣なシーンなのに笑わせようとしたりするのが本当に恨めしい。愛を込めた恨めしさがあると思います」と笑みを見せ、高石の父親役を演じる岡部は「あかりちゃんもそれに応えてくれた。初めて会って撮影した当初からチームワークできていました」と和やかな雰囲気を醸し出した。

 放送まであと3週間ほど。ほほえましいシーンもあることから、高石は「是非、私たちを見てちょっと笑っていただけるような、そんな朝を作っていけたら良いなと思います」と視聴者に呼び掛けていた。

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