U―22日本代表が11日、U―23アジア杯予選を終えて開催地のミャンマーから帰国した。

 来年1月にサウジアラビアで開催されるU―23アジア杯への出場を懸けた今回の予選で、大岩ジャパンはアフガニスタンに3―1、ミャンマーに2―1、クウェートに6―1で3連勝で突破を決めた。

 選手とともに帰国した大岩剛監督は「ひとつラウンドを上がれたっていうのはよかったと思います。3試合を終えて、彼たち(選手たち)に何か響いたものがあればいいかなっていう風に思ってます。2試合目が終わって、(敗退も含めた)色々な可能性がある中で、いろんなことを彼たちも思っただろうし。けっこう暑くて、ピッチも悪いし、そういうのは我々としてはノーマルなことなんだけど、彼たちの中でね、予選っていうものの、よく難しさって言うけど、難しいんじゃなくて、当たり前だよねっていう感覚をいかに持てるかっていうのが、彼たちにはものすごくいい厳しさだったんじゃないかなとは思います」と振り返った。

 今回は20歳以下のロス五輪世代の選手から選出され、国際Aマッチ期間のため、DF小杉啓太(ユールゴーデン)、MF保田堅心(ヘント)、FW後藤啓介(シントトロイデン)、FW塩貝健人(NEC)の海外組や、国内組、8人の大学生に、最年少の18歳FW新川志音(鳥栖U―18)と様々なカテゴリーから集まったメンバーで戦いに臨んだ。

 メンバー発表会見では海外組への期待を口にしていたが、期間中の取り組みについても「4人ともね、非常に精力的にやってくれた。特にキャプテンの小杉、後藤あたりはね、積極的にピッチ内外で姿勢を示してくれてた。彼たちも初めてだったと思うんですよ、代表活動でヨーロッパからアジアに戻ってきて、時差、暑さがある、全然違うんですね。そういう環境の面でもアジャストする意欲というか、そういうものを見れたんでね、彼たちもほんとにこっちから行った選手たちと同じようにね、何かいい刺激があればなといいかなと思います」と評価。来年1月の本大会に向けても、貴重な遠征となった。

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