松竹芸能と女子プロレス団体「2point5(ツーポイントファイブ)女子プロレス」(以下「2p5」)が11日、大阪市中央区の松竹芸能大阪本社で合同会見を行い、「お笑い&プロレス角座大会」と、2p5から「なにわ女子プロレス」に改名した上での旗揚げ戦を開催すると発表した。
2p5は大阪プロレスの創設者でもあるスペル・デルフィンがプロデュース。
団体ロゴはタレント・中川翔子がデザインする。しょこたんは現在妊娠中とあってロゴはまだ完成していないが「作品を生むか、子供を産むか」(リングアナを兼ねるシンデレラエクスプレス・渡辺裕薫)のどちらが先かという状況らしい。
なにわ女子プロレス設立にあたり、クラウドファンディングで協賛を募る。「私の58歳の誕生日」(デルフィン)という今月22日にクラファンサイト「CAMPFIRE」でスタートし、所属レスラーのフライング・ペンギンは「しょこたんさんの描いたロゴのTシャツやトートバッグなどを返礼品にします」と告知した。
さらにお笑いの聖地「角座」がプロレスの聖地にもなる。今月27日に開催する「お笑い&プロレス角座大会」はリングではなく、ロープやポストのないマットを設営しての「マットプロレス」として行われる。2p5女子プロレス中心の女子レスラー、他団体の男子レスラーが激闘を繰り広げ、松竹芸人はネタを披露しつつ、プロレスラーとのコラボを展開するといった趣向だ。
デルフィンは「子供の頃に見ていた『ひょうきんプロレス』がすごく楽しかった」と80年代のフジテレビを象徴したバラエティー番組「オレたちひょうきん族」のコーナーをオマージュした、笑いとプロレスの融合を目指すという。
松竹芸能の佐藤明石ゼネラルマネジャーは「松竹芸能では文化人や元アスリートの方がお笑いの人より活躍しているし、脱竹(芸人が松竹芸能を退所するムーブメント)に困っている。プロレスでタレントとしての幅が増えていけば」と切実な思いを口にしていた。
★お笑い&プロレス角座大会 9月27日、DAIHATSU心斎橋角座
★なにわ女子プロレス旗揚げ戦 11月24日、MBS茶屋町プラザ「ちゃプラステージ」