フランス2部Sランスは11日、移籍を志願していた日本代表MF中村敬斗(25)がチームに合流したことを発表した。クラブによると、中村はチームの練習に復帰しており、適切な復帰プログラムを経てリーグ戦に向けて準備するという。

その上で、「クラブ幹部、スタッフ、チームメイトに対し、クラブでの最初の2シーズンと同様に、プロ意識と野心を持って、ランスのユニフォームを守るという完全なコミットメントを改めて表明した。今シーズン残りの試合で、背番号17の才能を再び頼りにできることを喜んでいる」と公式サイトでつづった。

 中村は昨季、日本人選手初となるフランス1部での2桁得点(11点)を記録。しかし、チームは入れ替え戦で敗れて2部に降格した。新シーズンに入ると、7月中旬からチームを離れ、同月下旬から行われたジャパンツアーにも参加せず。日本代表の米国遠征のメンバーにも選出されなかった。

 中村の移籍希望について、8月12日のアミアン戦後に取材に応じたSランスのカイヨ会長は、「彼はわれわれと契約している。(他のオファーについて)私は知らない。いずれにせよ、彼はSランスに残る」と話していた。

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