◆プレミアリーグ ▽第4節 ボーンマス2―1ブライトン(13日、バイタリティー・スタジアム)

 8試合行われ、日本代表MF三笘薫(28)が所属するブライトンはアウェーでボーンマスと対戦。三笘は代表戦明けのこの試合も4-2-3-1フォーメーションの1・5列目左サイドで先発。

0-1で迎えた後半開始直後に、同点に追いつく今季初ゴールを奪ったが、同16分にボーンマスがPKを決めて勝ち越し。2-1の惜敗に終わった。

 前半に1点をリードされて迎えた後半3分、三笘がゴールを決めた。右サイドからミンテが放ったクロスの先に、ゴールに飢えた日本代表MFが待ち構えていた。厳しい角度だったが至近距離でしっかり頭を合わせて、ヘディングで同点弾を決めた。

 しかし試合はこの後、ブライトンの主将ダンクのパスミスからボーンマスがカウンター。あわてたCBファン・ヘッケがエリア内でFWエバニウソンを倒してPK判定。セメンヨが冷静に決めて相手に勝ち越されると、そのまま1-2で惜敗した。

 チームの勝利にこだわる三笘は、敗れたことで初ゴールについても「いや、もうどうでもいいです、そんなこと」とばっさり。ボーンマスがホームで結束の固いパフォーマンスを見せたが、対照的だったブライトンのプレーを「自分たちのパフォーマンス、全然十分じゃなかったと思います」と話して、敗戦の苦味を噛み締めていた。

 それでも初ゴールは初ゴール。「それは必要でした。

(ミンテからのクロス)ボールが強かったんで、弱く当てることだけ考えてやりました」と話したが、「チームの勝利に貢献しないゴールはよくないです」と続けて、勝ち点に反映できなかったゴールに唇を噛んだ。

 まだ序盤戦だが、4節で早くも2敗目。前節は強敵マンチェスターCを破ったが、代表ウィークを挟んでその勢いを活かすことができなった。

 次戦はホームに帰るが、相手は今季からトーマス新監督を迎えて好調のトットナム。プレミアリーグの厳しい戦いはこれからも続く。

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