俳優の森田剛がこのほど、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで主演舞台「ヴォイツェック」(23~28日、11月7~16日)の開幕前会見に伊原六花、伊勢佳世、浜田信也、冨家ノリマサ、栗原英雄と出席した。

 軍事占領下のドイツ・ベルリンを舞台に森田演じる英国兵士・ヴォイツェックが苦悩を抱えながら、自分を見つめ直す物語。

約1か月間の稽古を振り返り「演出の小川絵梨子さんから、たくさんの言葉をいただきました。その中で、印象深いのは一緒にやっている仲間を信じること、相手に委ねること。だから、100%信じて、自分も信じてもらって、そこで役として生きていけたら」と抱負を語った。

 伊原が演じるマリーとの恋物語でもあり、観客に人生とは何か、人間とは何かを問い掛ける。「共演のみなさんとの稽古が愛しい時間。宝物になりました。みなさんとの時間を愛情込めて、全力で駆け抜けたい。とにかくやるだけ。本気でやります。見に来てください。その場で起こっていることを素直に感じて、楽しんでください」と呼びかけた。

 23~28日に東京芸術劇場プレイハウスで上演後、10月3~5日に岡山芸術劇場ハレノワ中劇場、同8~9日に広島・JMSアステールプラザ大ホール、同18~19日にJ:COM北九州芸術劇場大ホール、同23~26日に兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、同31日~11月2日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホールで上演。

同7~16日に東京芸術劇場プレイハウスで凱旋公演を行う。

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