歌手の二見颯一が22日、東京・江東区のティアラこうとうで「やまびこコンサート 2025」を行い、全17曲を歌唱した。
披露した新曲「こころの声」(17日発売)は、歌手・北島三郎が原譲二名義で作曲。
二見がデビューした2019年には、初めて会った北島に着物姿を「若旦那みてえだな」と評されたが「初めて着物じゃない姿でお会いして、そこから『二見ちゃん』と呼んでくださいました」。歌の助言は技術面より感情に寄り添ったもので「故郷に帰ったら、ありがとうって言えるお母ちゃんがいるだろう。それを一番に思いながら歌いな」と言われたことを明かした。
2歳から民謡に親しんだ二見は、幼い頃から「なみだ船」や「与作」をよく歌っていたという。NHK・Eテレの人気アニメ「おじゃる丸」のオープニング曲で北島が歌う「詠人」も身近な存在で「お会いしても声を聞いても、なぜか自分の小さい頃を思い出す。僕にとって『ふるさと』みたいな感じの方です」と語った。
コンサートでは、米国のロックバンド・ブロンディが1980年に大ヒットさせた「コール・ミー」も英語で熱唱。1000人の観客を魅了した。