Snow Manの目黒蓮(28)が、来年ゴールデンウィーク公開の映画「SAKAMOTO DAYS」に主演し、最強の殺し屋を演じることが22日、分かった。目黒と初タッグとなる福田雄一監督がメガホンを執ることも明らかとなった。
集英社「週刊少年ジャンプ」で連載中で、全世界累計発行部数1500万部を突破した鈴木祐斗氏による同名漫画が原作。今年1月にアニメ化もされた話題作だ。伝説の殺し屋で、現在は「坂本商店」を営む坂本太郎が、次々と迫り来る悪党から愛する妻と娘を守るため奮闘する物語だ。
目黒演じる坂本は、見た目と戦闘能力のギャップが魅力の役柄。〈1〉「殺し屋を引退後、家族を愛する平和な日常を過ごすうちに推定体重140キロのふくよかなボディーになった坂本」と、〈2〉「本気モードになるとカロリーが大量消費され、最強の殺し屋としての片りんを取り戻し、急激にやせるスマートな坂本」という二面性を演じ分ける。
22日発売の週刊少年ジャンプなどで実写化が発表され「坂本はどっちも一人で演じるの?」と注目が集まっていた。目黒は、人気作の主演が決まり「本当に光栄です。まさか自分がオファーされるなんて思いもしなかった」と驚きの表情。これまで社会的なテーマを描いた作品に多く出演しており「“何か伝えたい”と誰かのために挑むことが多いのですが、今回は自分のために出演したいと思いました」と新境地を予感する。
約4時間を費やす特殊メイクでふくよかな坂本にも大変身。俊敏性を兼ね備えた同役を熱演し「ここまでのアクションに挑戦したのは初めてで『自分の武器になるかもしれない』と新しい自分と自信に出会えました。誰にも負けないアクション俳優を目指したいとまで思いました」と胸を張る。
コメディーの名手・福田監督との初タッグには「僕がコメディーをやれるのか(当初は)イメージが湧かずでしたが、撮影が始まるとすぐに信頼できました。原作の世界観を大切にしながら思いを込めて演じました」と手応えを語った。
〇…福田監督は、24年のフジテレビ系月9ドラマ「海のはじまり」で目黒の芝居に魅了されたことを告白。月9撮影中の目黒が、坂本役での主演を決めた際の心境を「目黒蓮くんが福田組に来てくれるなんて夢にも思わなかった」と興奮気味に振り返る。撮影初日から信頼関係を深めたようで「『俺、目黒蓮のためなら、命かけられるわ!』ってなった」といい、「ヤバ面白い映画になってます」と自信をのぞかせた。