大相撲秋場所10日目(23日、両国国技館)

 8場所ぶりに幕内に戻ってきた東前頭16枚目・友風(中村)が西14枚目・朝紅龍(高砂)にはたき込みで敗れて6勝4敗。

 立ち合いで朝紅龍が左に動いた時、友風は土俵に両手を付いた。

「立ち合いの変化は頭にありました。ちょっと足が付いていかなかったですね。消化不良? 土俵が一瞬だったので悔しいです」とサバサバした表情で質問に答えた。

 変化に対しては特別な感情はない。引きずることもないという「相手も必死だということですから。変化を食らってしまって、お客さんに申し訳ない気持ちでいっぱい」。気持ちはすでに11日目に向いていた。

 今場所は2019年の名古屋場所(11勝4敗)以来、5年ぶりの幕内での勝ち越しも視野に入っている。「体調もいいですから頑張るだけです」と力強く言った。

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