J1柏のリカルド・ロドリゲス監督は26日、柏市内での練習前に取材に応じ、守護神のGK小島亨介について言及した。

 新潟から今季完全移籍で加入した小島は、ここまでリーグ戦全試合に出場。

シーズンを通して安定したセービングを見せており、クリーンシート(無失点試合)総数はリーグ1位の14回を誇る。2・3月度には月間ベストセーブ賞にも選ばれた。ビルドアップ能力もJリーグ屈指で、リーグ1位のボール保持率(59.3%)を記録するチームの起点として重要な役割を担っている。

 ロドリゲス監督が21~22年に指揮していた浦和には、同じく左足が利き足で、高いキック精度とセーブ能力を誇るGK西川周作がいた。ともにリーグ屈指の守護神。両者の違いについて「(小島は)通常のキーパー以上にポジションを高い位置に取り、そしてビルドアップに加わる素晴らしい能力がある。彼もそれを得意としていますし、決して不安を持って参加するわけではなく、そこに加わることを好んでいる。そこの部分は大きな差」と説明。キーパーにも足元の技術を要求する指揮官にとって、まさに理想的な選手だ。

 J1通算2位の出場試合数(654試合)を誇り、3月にはJ1史上初めて200試合目の無失点試合を達成した西川への賛辞も惜しまなかった。「彼は攻守にわたってチームを支える偉大な日本人キーパーの1人」と称賛すると「浦和の1年目は西川もなかなかいいパフォーマンスが出せずに、(鈴木)彩艶を起用した時期もありました。しかし、西川もその後パフォーマンスを上げてきてポジションを奪った流れがある。

特に、私の2シーズン目は西川選手の貢献もあって素晴らしいシーズンになった思い出があります」と振り返った。

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