◇大相撲秋場所14日目(27日、両国国技館)
西幕下16枚目・矢後(押尾川)が東22枚目・花岡(境川)に上手投げで敗れ3勝4敗。右膝の手術の影響で今年の初場所に復帰してから5場所目で初の負け越しを喫した。
立ち合いから得意の左四つに組んだが、上手が1枚まわしのため、引き付けることができなかった。最後は華岡の横の動きについていけずに土俵にたたきつけられた。
西花道を引き上げてきた矢後は「(幕下上位は)甘くないということですね。頑張ります」と絞り出すように話した。師匠の押尾川親方(元関脇・豪風)は「毎日、場所中も土俵に降りて汗を流しています。でも現状を打破するには、さらに何かが必要ということですね」とさらなる奮起を期待していた。