◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第3日(27日、大阪・泉ヶ丘CC=6993ヤード、パー71)

 第3ラウンドが行われ、ツアー7勝の岩田寛(フリー)が13位で出て1イーグル、6バーディー、1ボギーの64をマークし、通算15アンダーで首位と3打差の2位に浮上した。

 2番は4メートル、3番は7メートルを沈めて連続バーディー。

4番でボギーをたたいたが、直後の5番パー4で第2打を3メートルにつけてバウンスバックした。9番パー5は残り237ヤードから3アイアンで放った第2打を5メートルにピタリ。自身418戦目で105個目となるイーグルを奪った。後半も2つ伸ばし、この日最少の64でフィニッシュしたが、「もう少し伸ばしたかった。課題もあり、できなかったことがあったので、反省ばかりです」と唇をかんだ。

 この日のパーオン率は全体1位の88・889%とショットは安定。だが、唯一のボギーをたたいた4番を反省した。

 フェアウェーから第2打を左バンカーに入れ、アプローチも寄せ切れず。「よく出るミスが出た。4番のミスはずっと引きずってます」。ショット、パットなど自身が「やりたいこと」に毎日取り組んでいるが、この日は「10のうち3くらい。例えば、10できてて4番みたいなミスが出たら0になる。

イライラするんです。許せない」と心中を明かした。

 40歳だった21年の中日クラウンズで3勝目を挙げた後、22年と23年に1勝、昨年は2勝と40代で4年連続で優勝をつかんできた。自身18回目となる最終日最終組。3打差を追う44歳ベテランは「勝ちたい気持ちはあるけど、1つずつやるだけ。先を見ても良くない。やりたいこともいっぱいあるので」。1打1打に集中し、40代の5年連続Vをつかみとる。

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