◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第3日(27日、大阪・泉ヶ丘CC=6993ヤード、パー71)
初優勝を狙う29歳の勝俣陵(ロピア)が首位タイで出て7バーディー、1ボギーの65をマークし、通算18アンダーで単独トップに浮上した。
愛用するバケットハットがトレードマークの29歳が初優勝に王手をかけた。
2番で唯一のボギーをたたいたが、4番でグリーン奥15メートルからチップインバーディー。後半も10、11番で2連続バーディーなど4つ伸ばし、後続に3打差をつけて単独トップに立った。「3日間いいプレーができて満足してる」。昨年大会は首位で出た第3日に70と後退しただけに「去年の3日目のリベンジできた」と安どした。
4年前から毎冬、ツアー31勝の片山晋呉と1か月間ほど合宿。ゴルフ技術やピンチ時のメンタルなど多くを学んできた。前日26日には、片山が「骨に菌が入ってしまい…」と6月から2か月ほど入院していたことをSNSで明かしたばかり。今大会中は連絡は来ていないが、勝俣は「終わってから、僕からいい結果報告をしたい」と朗報を“師匠”に届ける。
2位と3打差。自身初の最終日最終組に入った。勝俣は「優勝は絶対に意識すると思う。3打差はないと思って、明日もまたスコアを伸ばしたい」と力を込めた。