良血馬がそろった27日の阪神5R・2歳新馬(芝2000メートル)はコントレイル産駒の牡馬で単勝3番人気のフリーガーがゴール前で差し切り、初陣を飾った。勝ち時計は2分1秒5(良)。

 坂井を背に、最内枠から内ラチ沿いの4、5番手を追走。4コーナーで徐々に進出を開始すると、直線でジワジワと伸びて、ゴール前ではしっかりと首差だけ前に出た。

 現役時代に無敗でクラシック3冠の父を管理した矢作厩舎は、産駒で2勝目。厩舎所属の坂井は「返し馬から走りの印象が良かった。性格もいい。いい馬なのでレースもいろいろと勉強しながら、結果も内容も良かった」と素質を高く評価した。

 13年のジャパンCなど、G1・2着2回のデニムアンドルビーの半妹のモスカテルは1番人気で3着。24、25年と大阪杯を連覇しているベラジオオペラの半妹エアビーアゲイルは2着。23年に大阪杯を制したジャックドールの全弟クラウンインジエアは7着だった。(松ケ下 純平)

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