第35回関西学生対校女子駅伝(報知新聞社後援)が27日、神戸しあわせの村で行われ、大阪学院大が2度目の連覇を果たした。3位でタスキを受けた3区の山下彩菜主将(4年)が区間賞の走りを見せると、4区途中からは1位。

6区の依田采巳(3年)は「去年優勝しているからには今年も、と意識してきた」と、笑顔でゴールテープを切った。

 昨年は4年生に強力なランナーがそろっており「頼りすぎていた部分がある」と、山下は振り返る。今年のスローガンは「私がやらなきゃ誰がやる」。依田も「エースというエースはいない」と話すが、一人ひとりに「自分がエース」という意識が芽生えた。「チームの雰囲気や練習の質は去年よりも良くなっている」(依田)と、今大会の優勝を通過点に全日本制覇まで成長し続けるつもりだ。

 今大会は10月26日に仙台で行われる全日本大学女子駅伝(同)の予選も兼ねており、シード権を得ている大阪学院大、立命大を除いた上位2校、関大と関西外大も全日本切符を獲得した。(森口 登生)

 ▽成績

〈1〉大阪学院大(千葉、北野、山下、古沢、佐内、依田)

       2時間1分32秒

〈2〉関   大 2時間2分56秒

〈3〉立 命 大 2時間3分7秒

〈4〉関西外大  2時間5分42秒

〈5〉佛 教 大 2時間6分6秒

〈6〉神戸学院大 2時間6分41秒

〈7〉京 産 大 2時間6分47秒

〈8〉大阪芸大  2時間7分3秒

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