◆U20日本選手権大会第1日(27日・草薙運動場陸上競技場)

 女子5000メートルで中川千愛(日立)=浜松商高出=が、16分00秒77で初優勝を飾った。社会人1年生が自己ベスト(16分01秒76)を更新する走りで全国初タイトルを奪った。

女子走り幅跳びで連覇を狙った橋本詩音(筑波大1年)=静岡雙葉高出=は5メートル91で6位に終わった。

 女子5000メートルで浜商出身の中川が予定通りのレースを見せた。最初は様子を見て2000メートル以降から徐々にペースアップ。「ラスト2000メートルで切り替えた」。目標だった15分台にはわずかに届かず「ちょっぴり物足りない。ロングスパートを試みたが、スピードがないのを実感した」と唇をかんだ。それでも、日立に入社して1年目。初めて地元・静岡で行われた大会で記念すべきV。「高校時代と一変して陸上にかかわる時間が増えた。将来的にはマラソンに挑戦したい」と、先を見据えた。

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