9月28日の中山9R・サフラン賞(2歳1勝クラス、芝1600メートル=8頭立て)は、2番人気のアルバンヌ(牝、美浦・田中博康厩舎、父アドマイヤマーズ)が、2連勝でオープン入りを決めた。勝ち時計は1分33秒8(良)。
3番枠からスタートを決めて、道中は4、5番手でじっくりと構えた。勝負どころで徐々に差を詰めて4コーナーでは前の2頭に並びかけると、直線ではしっかりと脚を伸ばして2着のベレーバスクに1馬身1/4差をつけた。
新馬戦(2着)以来、2戦ぶりのコンビだったルメール騎手は「この馬は能力があります。テンションはちょっと高いですが、今日は3戦目で自分の仕事が分かっていたみたい。スタートから全然パニックにならないで、落ち着いてリラックスして走ることができた。長く脚を使えて、直線も加速することができました。アドマイヤマーズ産駒ですから、これくらい(の距離)がちょうどいい」と声を弾ませた。
田中博調教師は「気性は高ぶりやすいですが、この中間は一番落ち着きがあった。牝馬のこの時期としてはいい傾向。レースでもガツンとハミを取ると思ったが、上手にリズム良く走れていた。着実にステップアップしています」と評価した。今後は阪神JF(12月14日、阪神)を視野に入れていく。