◆大相撲秋場所千秋楽(28日・両国国技館)
横綱・大の里(二所ノ関)が2場所ぶり、5度目の優勝を果たした。1敗で単独首位の大の里は、結びの横綱決戦で2敗で追う豊昇龍(立浪)に押し出され、両者が13勝2敗で並び、優勝決定戦にもつれ込んだ。
今場所は4日目に東前頭2枚目・伯桜鵬(伊勢ケ浜)に不覚を取ったが、強烈な当たりで対戦相手を圧倒する相撲を展開した。横綱に昇進した先場所は、押せないとすぐに引いてしまう悪癖が出てしまい、11勝4敗に終わった。しかし、今場所は見事に修正。相手によっては、受け止めてから出るなど安定した強さを見せた。
◆大の里 泰輝(おおのさと・だいき)本名・中村泰輝。2000年6月7日、石川・津幡町出身。25歳。日体大3年時にアマチュア横綱となるなど、数々のタイトル獲得。