◆米大リーグ ワイルドカードシリーズ第1戦 ドジャース―レッズ(30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が30日(日本時間10月1日)、ポストシーズン初戦のワイルドカードシリーズ第1戦、本拠地・レッズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1回裏先頭の1打席目に、先取点となる先頭打者本塁打を放った。

 1回表は先発のスネルがたった7球で3者凡退。

いいリズムを作ると、1回裏先頭の大谷は、カウント2ボール、1ストライクからの4球目、剛速球右腕・グリーンの100・4マイル(約161・6キロ)を右翼席に運んだ。打球速度117・7マイル(約189・4キロ)、飛距離375フィート(約114メートル)、打球角度21度の弾丸ライナー。ポストシーズン通算4号の一打で貴重な先制点をもたらした。

 記録ずくめのアーチとなった。これまで本塁打を放った中での自己最速の球速は100・1マイル(約161・1キロ)だったが、100・4マイル(約161・6キロ)を捉え、最も速い球をスタンドに運んだ。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、打球速度117・7マイル(約189・4キロ)は、100マイル(約161キロ)以上の球速の球を本塁打とした打球の中で、2015年のスタットキャスト導入以後最速。ポストシーズンで出た本塁打の中では3番目の打球速度だった。

 ワイルドカードシリーズで本塁打を放ったのはこの日のカブス鈴木誠也外野手(31)と大谷が日本人では初だった。

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