宝塚歌劇団は1日、雪組次期トップ娘役に音彩唯(ねいろ・ゆい)が就任すると発表した。来年2月23日付。

同年4月13日に初日を迎える梅田芸術劇場メインホール公演「波うららかに、めおと日和」でトップスター・朝美絢(あさみ・じゅん)の2人目の相手役としてプレお披露目され、同年7月11日にスタートする宝塚大劇場公演(演目未定)で本拠地お披露目となる。

 音彩は2019年に首席入団した第105期生。現在までに新人公演主演8人、ヒロイン7人を輩出している“豊作学年”のトップランナーとして、同年の宙組公演「オーシャンズ11」で初舞台を踏み、同年雪組に配属。2020年の阪急阪神初詣ポスターにモデルとして抜てきされるなど、早くから将来を嘱望されていた。

 21年「CITY HUNTER」、22年「蒼穹の昴」、23年「Lilac(ライラック)の夢路」で新人公演ヒロイン。同年「海辺のストルーエンセ」では朝美の相手役として、24~25年「FORMOSA!!(フォルモサ)―空想世界の歩き方―」でも雪組スター・縣千(あがた・せん)の相手役として、いずれも東上公演ヒロインを務めた。さらに今夏の愛知・御園座公演「An American in Paris(パリのアメリカ人)」でも再び朝美を相手にヒロイン役を担った。

 目鼻立ちのはっきりした美貌(びぼう)に、歌、ダンス、芝居、さらにトークスキルと五拍子そろった実力派。105期からは花組・星空美咲(ほしぞら・みさき)、星組・詩ちづる(うた・ちづる)に続き3人目のトップ娘役就任となる。

 雪組現トップ娘役の夢白あや(ゆめしろ・あや)は、東京宝塚劇場公演「ボー・ブランメル~美しすぎた男~」「Prayer~祈り~」千秋楽の来年2月22日付で退団することが決まっている。

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