三谷幸喜氏が脚本を務めるフジテレビドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(水曜・後10時)初回が1日に放送され、ラストにテロップで「内容の一部に不適切な表現」があると注意喚起し、説明した。

 主演を俳優の菅田将暉が務め、神木隆之介や女優の二階堂ふみ浜辺美波ら豪華キャストが話題に。

1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷氏の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。三谷氏が25年ぶりにゴールデン・プライム帯民放連ドラの脚本を手がけている。

 本編のラストで、テロップを掲載。「このドラマはフィクションです。喫煙シーンの演出など内容の一部に不適切な表現が含まれていますが、収録時は法定基準を遵守し、撮影をしております」と伝えた。

 WS劇場のダンサー・倖田リカ(二階堂)の喫煙シーンがあり、ネット上では「今って喫煙シーンあるだけで最後テロップ出る時代なのか」「世知辛い世の中だ」といった声も寄せられた。

 初回の内容は…。昭和59年秋。蜷川幸雄に憧れる演出家の卵、久部三成(菅田将暉)は、路頭に迷っていた。彼のあまりの横暴ぶりに、劇団から追放されてしまったのだ。

 あてもなく彷徨う久部が迷い込んだのは、怪しいアーケード街だった。ストリップ小屋のネオンが光るその商店街は、「八分坂」。

 渋谷駅から8分でたどり着くから八分坂と呼ばれているのだが、そのアーケードにはこう刻まれている。“Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)”。無料案内所のオババ(菊地凛子)に誘われて、久部はWS劇場の扉を開く…というストーリーだった。

編集部おすすめ