女優の南沙良(23)が、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ(34)が初監督を務める映画「禍禍女(まがまがおんな)」に主演することが1日、分かった。来年2月6日に全国公開される。

 昨年12月にハリウッド進出を目指して渡米したゆりやんが、過去に経験した恋愛をもとにした映画。大役を担う南は、ゆりやんについて「初めての長編映画とは思えないほど、ユーモアと情熱を持って作品を導いてくださいました」とコメントした。

 ゆりやんが拠点を置く米ロサンゼルスで、9月から開催中の映画祭「Beyond Fest 2025」に正式出品。この日は、100年以上の歴史を誇る映画館「エジプシャン・シアター」で行われた公式上映前舞台挨拶に登壇した。

 さらに、カナダのモントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭や、スペインのシッチェス映画祭など世界20都市での映画祭出品が決定。米国・ハワイ映画祭では、本作が世界の映画界で新たな道を切り開く俳優や監督に贈られる「新進映画芸術家賞」を受賞。日本人では2023年に女優・安藤サクラが受賞している。

 南は演技を通して「私自身のなかにも眠っていた感情が呼び起こされていくような感覚でした」と回想。撮影を振り返り「現場は常に温かく、エネルギッシュな空気に満ちていて、その中で自由に表現することができたと思います」と語った。

 監督のゆりやんは「沙良さんには殻を破って欲しかったので、そのためには自分も殻をかぶっていてはいけないと思い、本音でぶつかりましたら、沙良さんも全身で受け止めて全力でぶつかってきてくださいました」とコメント。「(ヒロインの)早苗役を南沙良さんにお願いして本当によかったですし、沙良さんしかいませんでした。こんな南沙良さんをみたことがありません! 沙良、LOVE!」と南をたたえた。

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