俳優・唐沢寿明と妻で女優の山口智子が、所属事務所「研音」をそろって年内で退所し、来年から夫妻で「TEAM KARASAWA」を発足することを2日、同社公式サイトで発表した。おしどり夫婦らしい同時独立の決断となった。
唐沢と山口はこの日“夫婦連名”でコメントを発表。退所理由については「私たちも『還暦』を迎えさせていただき、あらためて感謝の念が芽生えました」と唐沢が62歳、山口が60歳を迎えたことを契機に新たなステージへの思いを強めたことを告白。「大切な節目を機に、次なる人生の章に今まで以上に力を注ぎ、人生一巡りして再び『生まれ直す』新たな挑戦に挑みたい」とつづった。
唐沢と山口はデビューまもない1990年ごろから同社に所属し、トレンディードラマなど数々の話題作に出演。山口がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」(88年)での共演をきっかけに、95年に結婚した。
芸能界きってのおしどり夫婦として知られ、唐沢は出演したテレビ番組で「一番の宝物は山口智子」と回答して話題を呼ぶなど、愛妻への思いをメディアなどでたびたび公言。山口も、14年に登壇したイベントで「唐沢さんとご飯を食べてる時が幸せ」と笑顔で語るなど、互いにのろけ話を披露していた。
2004年には2人で、イタリアでクラシックカー・ラリーに参加。さらに、2019年には唐沢が発起人を務める東日本大震災復興支援のチャリティー・クラシックカー・ラリー「GO!GO!ラリーin東北」で、15年ぶりに夫婦そろってラリーに参加し、仲むつまじげな様子を見せていた。
今年で2人は結婚30年。9月に唐沢は登壇した会見でも、「(山口よりも)早寝早起きして掃除や家事をする」「料理は自分じゃ作れないから(山口に)作ってもらうけど、洗い物は自分でする。片付けまでさせるのは違うと思うから」などと夫婦円満の秘けつを語っていた。
今回も夫婦そろって所属事務所からの退社を決断し、来年1月から発足となる「TEAM KARASAWA」で足並みをそろえて次なるステージへ向かう。