◆米大リーグ ワイルドカードシリーズ第2戦 ドジャース8―4レッズ(1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区王者のドジャースが1日(日本時間2日)、ワイルドカードシリーズ第2戦の本拠地・レッズ戦で逆転勝ち。2連勝で同シリーズを突破し、東地区王者のフィリーズの待つ地区シリーズ進出を決めた。

試合後の会見でロバーツ監督は4日(同5日)の第1戦で大谷翔平投手(31)が先発することを発表した。

 この日は先発の山本由伸投手(27)が力投した。初回に2死一塁でA・ヘイズを平凡なフライに打ち取ったかのように見えたが、右翼手のT・ヘルナンデスがまさかの落球。2死二、三塁でスチュワートに右前へ2点適時打を浴びて先取点を献上した。

 だが、2回以降は立ち直って、1回2死から5回まで13者連続アウト。エースの力投に打線も奮起。3回に1死三塁でベッツが中前適時打を放って1点差に迫ると、4回にはE・ヘルナンデスの適時二塁打、ロハスの適時打で2点を奪って逆転した。

 6回には3連打を浴びた山本だったが、無死満塁からギアを上げて無失点。するとその裏には大谷が右前適時打を放つなど打者一巡10人の猛攻で4点を奪ってリードを5点に広げた。山本は7回途中でメジャー移籍後最多となる113球を投げて4安打2失点(自責0)、9奪三振の好投で降板。ベンチに下がる際には本拠地のファンが総立ちになって、大きな拍手と大歓声が送られた。

 9回は佐々木朗希投手(23)がプレーオフ初登板し、メジャー自己最速の101・4マイル(約163・2キロ)を計測し、2者連続奪三振から最後は力のない遊直で3者凡退で締めくくった。

 地区シリーズは4日(同5日)からフィリーズと対戦。大谷を上回る56発で本塁打王に輝いたシュワバー、首位打者ターナー、MVP2度のハーパーらがそろうスター軍団と3戦先勝の戦いに挑む。

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