広島の小園海斗内野手(25)が、3日からのヤクルト2連戦(マツダ)で“2冠”の獲得を目指す。打率3割6厘で巨人・泉口に5厘差。
一時は最多安打を加えた“3冠”も射程に捉えていたが、首位打者を最優先に直近3試合は欠場した。その間、中日・岡林が5戦14安打という驚異のラストスパートで逆に9本差まで離された。「毎日『やり過ぎやろ』ってLINEしました」と、23年のアジアCSで侍ジャパンのチームメートだった後輩にタイトルを一つ奪われそうだが、最高出塁率は譲るつもりはない。
指揮官は「お前を楽しみに見に来てくれているファンの方がたくさんいる」と、残り2試合はスタメン起用の方針。小園は「全部ホームラン打ちます! 狙いにいきます、ホームラン」と冗談交じりに意気込んだが、「タイトルを狙える位置にいられることは、うれしい。何とか出塁したいですね」と、攻めの姿勢で2つ目のタイトルをつかみ取る。(畑中 祐司)