巨人は2日、高橋礼投手と来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。高橋礼はこの日、ジャイアンツ球場へ訪れ、練習を行っていた選手へあいさつ。
高橋礼は23年11月にソフトバンクからトレード加入。移籍1年目の昨季は開幕ローテに入ると4月7日・DeNA戦で1086日ぶりの白星を挙げるなど、11試合に登板し2勝2敗、防御率3・66だった。プロ8年目の今季は1軍登板なし。イースタンでは33試合に登板し6勝6敗、防御率5・01だった。ソフトバンク時代は19年に新人王を獲得し、同年に行われたプレミア12の日本代表にも選出されていた。
「ホークスのときに少し出番が減ってきていてジャイアンツでもう一回、一番になろうと意気込んでいたので最初スタートはよかったですけど、色々苦労した部分はあります。体は元気だから、技術の部分でもっとレベルアップできれば結果で恩返しできたのかなと思った。時間が足りなかった、間に合わなかった、技術不足だったなと思う。野球は続けるつもりなので次の、チームとか所属先で技術を磨いて、またジャイアンツに戻るというのはわからないですけど、何かしらの結果で恩返しできたらと思います」と現役続行を希望した。今後は他球団からのオファーを待つ。
甲斐とは握手を交わし「拓さんに怒られたこともいっぱいあったし、やっぱり1軍で投げてお互いがレベルの高いところで経験したことで、レベルの高いやりとりができたことが拓さんとの思い出」と振り返った。