今季限りで広島を退団する田中広輔内野手と松山竜平外野手が、4日の今季最終戦・ヤクルト戦(マツダ)に出場することが2日、分かった。新井監督が明かした。

田中はスタメン、松山は代打での起用となる。

 新井監督「彼らがいなかったら優勝もなかったと思う。自分も現役時代に一緒にやっているし、たくさんの思い出もある。これでカープのユニホームを着てプレーするということは最後になる。ファンの方も一目見たいと思っていると思う」

 来季構想から外れた2人は、ともに現役続行を目指して退団を決断した。「監督が言っていいか分からないけど、さみしい。でも、これは誰もが通る道。彼らの人生。彼らの思うようにやってもらいたい」と、2人の決断を尊重した。

 1日に2人それぞれと会話を交わしたという指揮官自身、当時37歳だった14年オフに阪神から自由契約となって広島に復帰した。松山は40歳、田中は36歳。「まだ勝負できる気持ちがある。

それは俺も同じ経験をしているから、すごくよく分かる、と。だから『頑張れよ』と言いました」。カープの一員としての最後の花道をつくって次のステップへと送り出す。

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