10月4日の東京6R・3歳上1勝クラス(ダート1400メートル=16頭立て)は、小林脩斗騎手が騎乗した単勝8番人気、26・1倍のゲキザル(牡6歳、美浦・青木孝文厩舎、父ザファクター)が差し切って勝利を飾った。

 2022年8月に川崎のJRA交流レース・ペリドットフラワー賞を勝ってから39戦ぶりの勝利。

通算47戦目で、まだ暑さの残る9月6、13日に連闘するなど、今年も本レースで12戦目。常に元気に芦毛の馬体を躍動させ、1勝クラスでは2着が4回、3着が5回。掲示板(5着以内)の常連となり、けなげに走る姿でファンの心をつかんできた。

 JRAの舞台では初勝利、3年2か月ぶりの勝利にSNSでは祝福のコメントが多く寄せられている。「えっちょっと!ゲキザル!勝った! まじ?笑 すごい!」「ついに1勝クラス卒業ですか」「おめでとう!!! やっと、やっと勝った!!!」「遂に2勝クラスに行くのか」など、待望の勝利にわき上がっていた。

 馬名の意味は「外記猿。日本の古典音楽の曲名」。浄瑠璃を取り入れた長唄の曲調に乗せ、猿廻し(さるまわし)を主題に表現した曲のこと。

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