大相撲の「貴景勝引退湊川襲名披露大相撲」が4日、東京・両国国技館で行われた。秋場所を右上腕二頭筋腱断裂で全休した東前頭12枚目・尊富士(伊勢ケ浜)が取組に臨んだ。

現在はてっぽうなどの「基礎運動を行っている」といい、(10月中旬の)ロンドン公演は参加予定。場所中はテレビで相撲観戦はしなかったという。「見ると焦りも出る。研究するのも大事だが、ケガを治すこと、自分を見つめ直さないといけない」と意図を明かした。

 九州場所は十両転落が決定的で青森出身では1883年から続く幕内力士が途切れる危機だったが、兄弟子の十両3枚目の錦富士が11勝4敗で幕内復帰を確実にした。「つないでくれて良かった。(自分は)まずは治すのが大事」と足元を見つめた。

 

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