新体操の8月の世界選手権団体総合で史上初の金メダルを獲得した日本代表メンバーの稲木李菜子(国士舘大)が5日、都内で会見を行い現役を引退すると正式に表明した。稲木は「フェアリー(ジャパン)に入ってから約7年間、たくさんのことを経験させていただいて、充実した競技生活を送ることができました。
現役生活の一番の思い出に、世界選手権の金メダルを獲得を挙げた。「メダルの瞬間は夢なんじゃないかとびっくりしていたが、日本に帰ってきてからたくさんの方々におめでとうという言葉をかけていただいて、その度に世界一になったんだなと実感が沸いてきました」と振り返った。
引退後は「大学4年生なの学業に励んでいきたいと思いますし、その先は1人の社会人としてまた新たな道に挑戦していきたいと思っています」と晴れやかな表情で現役生活に別れを告げた。