来年3月のWBCで連覇を狙う侍ジャパン井端弘和監督(50)が9日(日本時間10日)、米フロリダ州オーランドで開催中のMLBウィンターミーティング(WM)の会場ホテルで報道陣の取材に応じた。

 現状、メジャーリーガーで参戦を表明しているのはドジャース大谷翔平投手(31)のみ。

ド軍の山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(24)はチームが派遣を許可するか態度を示しておらず、二刀流の大谷も投手として登板するかどうか不透明な状況だ。

 指揮官はドジャース以外の選手についても言及。米メディアからカブス鈴木誠也今永昇太のことを聞かれると「当然かなりの戦力だと思ってます」とし、「年内には(答えが)来てほしいですね。せめて12月中旬とかくらいに来てくれるとこちらとしてはありがたいです」。23年WBCで打線をけん引したRソックス・吉田正尚に関しては「彼は肩を故障して今、投げ始めているのでその状態を見て。彼の状態で判断しようかなと思います」と明かした。

 今オフは前回大会で主砲を務めたヤクルト・村上宗隆、巨人・岡本和真、さらには西武・今井達也とMLB移籍を目指している選手もいる。井端監督は3選手のことも「一応入れる予定ではいますけど、その辺は(移籍先が)決まって、また球団との話し合いになるのかなと思います」と計算に含めている。「(年明け以降も)待てるかなと。発表するのが分散になるのかなと思いますよね。ある程度、それ以外の選手で日本の選手もいる。調整があると思うので、その辺は投手も含めて決まっているところから発表してあげた方がいいのかなと思います」と語った。

 23年大会ではチームの精神的支柱だったパドレス・ダルビッシュ有は11月に右肘手術を受け、来季は全休となる見込み。記者から投げられない場合でもコーチに近い役割で招集する可能性を問われたが「リハビリもあるので、その辺は…。前より(ベンチ入りできる選手以外の)枠が減ってしまったので分かりません」と明言を避けた。

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