昨年の秋華賞で抽選対象になった馬の中で、突破したら確実に本命にしようと思っていた馬がいた。未勝利から3連勝で夏の2勝クラスを突破したのジョイフルニュース(牝4歳、美浦・大竹正博厩舎、ロードカナロア)だった。

そのレースぶりもさることながら、とにかく追い切りがすごかった。

 1週前の美浦・Wコースで見せた動きは、記者が中央競馬担当になった23年2月からみた中で一番と言っていいもの。とにかくフットワークの回転の速さと、反応の鋭さが異常だった。残念ながら除外となったが、出ていればどうだったかは今でも気になっている。

 一方で、その走法から東京適性には疑問があった。だからこそ2走前の甲斐路Sは印を薄くしたが、やはり勝てなかった。一方で前走の中山のファイナルSは確実に勝てると思っていた。そしてその期待通り2馬身差の快勝。小回りなら現役トップクラスの実力を持っていると確信している。ただ、牝馬限定G1はヴィクトリアマイルエリザベス女王杯と広いコース。適性面でいえばベストではない。そこで、出てくるのが宝塚記念有馬記念のグランプリだ。

距離的には1800メートル辺りがベストだろうが、コース適性だけで期待がしたくなる。

 主戦の佐々木大輔騎手は「来年は大きなところを狙える」と自信たっぷり。その言葉に偽りはないと、記者も確信している。今年の年末が楽しみだ。(角田 晨)

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