◆第74回阪神大賞典・G2(3月22日、阪神競馬場・芝3000メートル=1着馬に天皇賞・春の優先出走権、良)

 伝統の長距離重賞が10頭立てで行われ、武豊騎手騎乗の1番人気のアドマイヤテラ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父レイデオロ)が勝利し、重賞2勝目をマークした。道中はインでじっくり待機。

直線では前の馬をきっちりかわし、悠々とゴールした。

 鞍上の武豊騎手は1987年のデビューから40年連続の重賞V。自身の持つ前人未踏の記録を更新した。勝ちタイムは3分2秒0。22年菊花賞でアスクビクターモアがマークした3分2秒4を上回るコースレコードとなった。

 25年の目黒記念では、武豊騎手に同年初、デビューから39年連続となる重賞Vをプレゼントしたアドマイヤテラ。飛躍が期待された昨秋は、ジャパンCでスタート直後に落馬し競走中止。有馬記念11着と不本意な成績に終わっていた。大事な今年初戦、当レースから始動を決断した友道調教師は「今年の武豊の初重賞になってくれれば」と話し同馬を送り出していたが、“予言”は的中。4走ぶりに手綱を執った名手とのコンビで、復活Vを飾った。 武豊騎手は当レース断トツのトップとなる9勝目(2位は岩田康誠騎手の5勝)、友道調教師は単独トップの4勝目となった。 2着は6番人気のアクアヴァーナル(坂井瑠星騎手)、3着には2番人気のダノンシーマ(川田将雅騎手)が入った。

 友道調教師(アドマイヤテラ=1着)「本当に強かったですよね。このペースで行ってレコードですもんね。レース内容に関しては、武さんが完璧でしたよ。阪神大賞典これで9勝目? すごい。安心して見てられましたよね。内をぴったり回って、最後だけ外に出してという、競馬のお手本、長距離のお手本のようなレースで。(馬は)いつも以上に前向きさがあったのかなと思う。走りたい気持ちが強くてなかなかじっとできないけど、走り出すと折り合いもついて、返し馬もいい感じで行ってくれたので、これならいけるかなと。今日はプラス6キロで、(天皇賞・春まで)あと1か月ぐらいあるので、本番に向けてちょうどいいかな」

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