◆第70回大阪杯・G1(4月5日、阪神競馬場・芝2000メートル)

 第70回大阪杯・G1は4月5日、阪神競馬場の芝2000メートルで行われる。17年にG1昇格し、10回目の節目を迎える今年は強い4歳世代の代表格・クロワデュノール、国内外G1・2勝をマークしているダノンデサイルの史上5度目の日本ダービー馬対決が見所。

 復権へここは負けられない。昨年の日本ダービー馬クロワデュノールが万全の態勢で年長馬に立ち向かう。昨年末は有馬記念出走も視野に入っていたが、回避して照準をここに定めた。斉藤崇調教師は「いつもより戻ってきたときの感じはすごく良かった。今年に備えてゆっくり待てたのも良かったと思う」とうなずく。5日に栗東に帰厩し、入念に乗り込みを重ねてきた。

 良化度は右肩上がりだ。25日の1週前追い切りは栗東CWコースで団野(レースは北村友)が騎乗し、ポートデラメール(4歳2勝クラス)、アランカール(3歳オープン)を最後方から追走。直線で内から並びかけ、抜群の手応えで2頭を圧倒した。時計は6ハロン82秒3―11秒1。「休んでいたなりの重たさはあったけど、やるごとに解消。動きに関しては今日(25日)の段階でも十分かな」とトレーナーは確かな手応えを示した。

 凱旋門賞遠征(14着)から短期間での調整となった前走のジャパンC。国内では初めて年長馬を相手に戦った。カラ馬の影響や、早めに動かざるを得ない展開でスムーズとは言いがたいレース。それでも4着と大きく負けなかったのは間違いなく地力の高さだ。「一番苦しい展開になってしまった。そのなかでもよく頑張っている。力は見せてくれたかな」と振り返る。

 デビューから無傷3連勝でホープフルSを制覇。皐月賞は向こう正面で押し込められる不利にも泣き2着に敗れたが、日本ダービーを勝ち切って世代の頂点に君臨した。仕切り直しの今年初戦。「この馬のレースができれば十分チャンスがあるというか、むしろもう1回、一番強いところを見せないといけないとは思ってるので」と指揮官。世代を超えた最強の座をつかむべく、ここから再出発する。

(山本 理貴)

 ◆大阪杯での日本ダービー馬対決 13年にオルフェーヴルが勝利し、エイシンフラッシュが3着。G1に昇格した17年以降では19、20年のワグネリアン&マカヒキ、21年のコントレイル&ワグネリアンに次いで4度目となるが、G2時代も含め、すべて年少馬が先着している。昨年のジャパンCではダノンデサイル(3着)がクロワデュノール(4着)に先着。今回が2度目の直接対決となる。

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