◆第70回大阪杯・G1(4月5日、阪神競馬場・芝2000メートル)追い切り=4月1日、栗東トレセン

 クロワデュノール(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)は団野(レースは北村友)が手綱を執り、栗東・CWコースでアメリカンジゴロ(3歳未勝利)を5馬身半、イクオクコウネン(3歳未勝利)を3馬身半追走。道中は手綱を抱えて我慢させ、直線でも少し気合をつける程度。

余力を残したぶんイクオクコウネンに首差遅れたが、滑らかな加速でラスト1ハロン11秒1(6ハロン83秒8)でアメリカンジゴロに半馬身先着した。

 斉藤崇調教師は「並んで(前に)出てもいいし、出なくてもいい。そういう感じで乗ってもらった」と意図を説明。「先週(しっかり)やったことで、日曜日(先月29日)と今日と、ずいぶん反応と動きが良くなっていた。弾んでくるというか、後ろ(脚)がしっかり踏めるようになってきている」と、追うごとの走りの質の高まりを実感する。

 巻き返しへ万全を期した。前走のジャパンC(4着)後は状態面から有馬記念に続戦する可能性もあったが、無理をせず目標をここへ。しっかりとリフレッシュさせ、態勢を整えた。「今までは休み明けだと少し(動きに)物足りなさがあったり、体の部分に少し不安があったが、そういうこともなくこられた。すごく(調整の)やりやすさはあった」とトレーナー。調整過程も申し分ない。

 25年の日本ダービー馬。

世代の頂点に立ち、凱旋門賞(14着)にも挑戦した。群雄割拠の古馬中距離路線。最強の座をつかむためには、ここで負けていられない。「自分の競馬をすれば結果はついてくると思う。ここを勝って馬にもう一度、輝きと自信を取り戻してもらって。しっかりした、良いクロワデュノールを見せられるかなと思う」。青鹿毛の一等星が、春の仁川でまばゆい光を放つ。(山本 理貴)

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