◆第70回大阪杯・G1(4月5日、阪神競馬場・芝2000メートル、良)

 春の古馬中距離王者を決める一戦は15頭立てで争われ、1番人気のクロワデュノール(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)が勝利。G1・3勝目をマークした。

直線で力強く抜け出し、先頭でゴール板を駆け抜けた。G1昇格後の2017年以降、北村友一騎手は19年アルアイン以来2勝目、斉藤崇調教師は初勝利となった。勝ちタイムは1分57秒6。

 昨年の日本ダービーを制した同馬は、秋にはフランス遠征を実施。プランスドランジュ賞・G3を制したが、凱旋門賞は14着。ジャパンCも4着だった。4か月の休養を挟んで臨んだ今年初戦。馬体重は10キロ増でデビュー以来最高となる522キロでの出走となった。17年以降、出走馬の着順が、〈4〉〈10〉〈9〉〈2〉〈9〉〈14〉〈15〉〈9〉〈15〉と振るわない大外枠からのスタートとなったがお構いなし。ダービー馬の底力を見せつけ、先輩ダービー馬のダノンデサイルなど強豪相手に、昨年の日本ダービー以来、約10か月ぶりの日本での勝利を飾り、父キタサンブラックとの親子制覇となった。

 2着は3番人気のメイショウタバル(武豊騎手)、3着には2番人気のダノンデサイル(坂井瑠星騎手)が入った。

 斉藤崇史調教師(クロワデュノール=1着)「去年、秋の凱旋門賞、ジャパンCと負け続けていたので、ファンの皆さんのためにも、世代の頂点に居続けるためにも、ここは落とせないと思っていたので、勝ててうれしいです。

無敗でいきたいという気持ちはファンの皆さんと一緒でした。去年はフランスに行って日本に戻ってと、色々あったので、大阪杯に向けてゆっくり休めたのはひとつ良かったかなと思います。

 体は10キロくらい増えていて、まだ少し重たいなと思いましたが、去年の春先に比べると、ひと回り成長してだいぶしっかりしたなと思います。もともと優等生なので普段の調教から特に注文がつくところはないです。秋は左の口(向き)が少し強かったですが、今回はそういうところもなかったので、すごくいい感じで戻ってきました。ポジショニングは思っていたより一列後ろになりましたが、悪い位置ではなかったです。直線に向いた時、もっといい時だったらもう少しうなってくるような感じがあるので、まだ重たい部分があって、加速だったり、追われてからの反応だったり。左右にふらふらもしていました。そのあたり、重たかったのかな。能力はすごく高いですし、今日も装鞍所、パドック、返し馬でひとつもイレ込むことなく大人しくて、本当に優等生だなと思います。

 いろんな選択肢がありますし、まずは馬の状態を確認して、来週中にはオーナーと相談して決めたいなと思います。(当日朝の坂路入りは)追い切りをやってシェイプアップしてきてはいたんですけど、まだちょっと重たいなというところがあったので。

この馬に関して、こんなに重たいなということはなかったので、初めては初めてですね」

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